高度専門職: 10点加点対象の大学が増えました

 2019年3月の改定なので既にご存知の方も多いと思いますが、本ブログでも取り上げてみたいと思います。法務省の資料にもありますように、本改定の主旨は高度専門職の対象となる地方の大学を含めて拡大することで, 留学生の国内での就職インセンティブと定着率向上に努めることです。従来の「著名な3つの世界大学ランキングでのトップ300で、2つ以上ランクされていること」という要件が日本の大学だけ緩和され、以下のようになりました。

  1. クアクアレリ・シモンズ社(英国)、タイムズ社(英国)、上海交通大学(中国)の世界大学学術ランキング指標のいずれかに掲げられている日本の大学
  2. 文部科学省が実施するスーパーグローバル大学創成支援事業(グローバル化牽引型)において補助金の交付を受けている大学

 この改定により加点対象の日本の大学が従来の13校から大幅に増加して108校になりました。この加点は10ポイントですので、従来の13校以外の日本の大学を卒業した外国人材の方で他の要件でのポイント合計が60点65点の人は、この改定により基準点の70点を満たして、申請が可能になります。

 大学ランキングは定性的な評価が主体なので、評価機関が所在する地域の大学が有利になる傾向があります。これを2018年・2019年の国別分布で表すと、本ページ下部のグラフのようになり興味深いですね。人口や大学の数が多いインド・ブラジル・ロシアなどからは1校のみしかランキング入りしていません。米国の大学の73校や英国の35校と比べると、明らかに少な過ぎるとおもいます。3つの評価機関の内、2つが英国の機関なので米英の大学への偏重を感じさせます。

高度専門職 加算 対象 大学

リンク:法務省 高度人材ポイント制の特別加算対象大学の拡大

リンク:法務省 特別加算対象大学(2019年8月現在)