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学術論文の数え方

 1号イと1号ロでは、研究実績により15点から25点のポイントを加点することができます。特許の件数、学術論文の件数、などが一定数以上あれば加点の対象となります。ここでは学術論文の数え方について述べます。

 入管庁の資料によると、「学術論文データベースに登録されている学術雑誌に掲載されている学術論文で、申請者が責任著者である論文が3本以上」あれば、1号イで20点、1号ロで15点、加点されます。

 学術論文データベースは世の中に数多く存在しますので、どのデータベースを使って論文の数を数えるのかが問題となります。入管庁では使うべき論文データベースを指定していないので、著名で有力なデータベースであれば良いことになります。

 しかし、入管庁では「Elsevier Scopus (エルゼビア スコーパス)」を使って学術論文の件数を確認しています。従いまして、自分の論文がこの「掲載論文3本以上」の要件に合うか否かを判断する際には、同じデータベースを使って論文の本数を申告することをお勧めします。そうすることによって、入管庁側での確認が短時間で済むようになり、また追加資料を求められる可能性が低くなります。

 このデータベースで検索できる自分の学術論文のうち、「責任著者」として書いた論文の数を数えます。この「責任著者」の定義や慣習は学会により違いがあります。入管庁では「データベース上の著者欄で最初の著者(筆頭著者)」を責任著者としています。従いまして、 データベースを自分の名前を著者名として検索して、筆頭著者になっている学術論文が3本以上あれば良いということになります。

 下記に無料で利用できるScopusデータベースのリンク先を掲げます。無料版では検索結果の表示件数に制限がかかっています。制限数を超えて検索する必要がある方は、勤務先で有料版を使ってください。有料版は高価なので、個人で購入することは経済的に厳しいと思います。

 以上