外国人向けの多言語住宅賃借ガイド
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海外から来日する外国人材の多くが戸惑うのが、アパートなどの住居の賃借をする際の契約形態が本国での事情と異なっていることである。外国人材からの問い合わせで特に多いのが、礼金・敷金関係である。礼金や敷金では呼び名・月数・取り扱いで、日本国内でも地域差があり日本語で説明するのも容易ではない。
そんな複雑な仕組みを外国人材に理解してもらうのに役立つのが、国交省の下記のリンク先サイトにある多言語ガイドである。サイトは二部構成になっている。前半が貸主や不動産業者向けの「外国人入居円滑化ガイドライン」で、ガイドラインそのものは日本語のみだが、添付資料として契約書などが多言語で提供されている。
後半は、外国人入居者向けのガイドブックで、部屋の探し方・契約の手続き・入居後の注意などが要領よくまとめられた25ページのガイドブックが多言語(2019年5月時点で日本語を含めて8言語)で提供されている。礼金や敷金のことも解説されており、賃貸契約で戸惑う外国人材にはこのガイドブックの一読を勧めると良い。